焼きそば専門店『やきそば三郎』は、デカ盛りサイズの焼きそばを出すことで有名だが「量よりも味にこだわりがある」という部分を忘れてはいけない。手間をかけ、生麺を店内でゆでたあと鉄板で焼いている。
・ヤサイマシも可能
『やきそば三郎』の焼きそばには並盛、中盛、大盛、変態盛、高見盛、平清盛などさまざまなサイズがあり、ヤサイマシも可能。何も味付けされていない麺に自分でソースをかけて食べるのがルールだ。実際に食べてみた。
・ソフトドリンクは150円で飲み放題
店内に入ると食券の券売機があるので、そこで好きなサイズを選ぶ。ヤサイマシにしたい人は、あらかじめ券売機でヤサイマシの食券を購入しておく必要がある。ソフトドリンクは150円で飲み放題だ。
・自分で好きなソースをかけて食べる
テーブル席とカウンター席があり、混んでいないときは好きな場所に座ってよい。食券を店員さんに渡し、あとは焼きそばの完成を待つだけ。改めて説明するが、ここの焼きそばは味付けされていないので、自分で好きなソースをかけて食べる。カウンター席にはたくさんソースが用意されていた。
・表面が程よくキツネ色
確かに、目の前に出された焼きそばには何のソースもかけられていなかった。今回は、特製三郎ソースとマヨネーズをかけてみた。率直な感想をいうと美味しい。麺はモチモチした食感と弾力をしていながら、表面が程よくキツネ色に焼かれており、モチモチと香ばしさの双方を堪能できる。
・麺がかもし出す味わい深さ
見た目やスタイルはジャンクでB級ながらも、味は非常に上品。ソースやマヨネーズといったジャンクなテイストを受け入れつつも、麺自体が繊細な旨味を持っており、まるで高級中華料理店の焼きそばのような、麺がかもし出す味わい深さを感じることができた。そして、焼きそばによくある「麺の臭みやクセ」が皆無なのにも驚いた。雑味がないのだ。
・どのソースをかけても失敗はない？
店内の説明に「つぶ野菜ソースとマヨネーズの組み合わせが美味しい」と書かれていたので試してみたが、清涼感ある焼きそばに仕上がって美味。基本、この麺を使っている限りは、どのソースをかけても失敗はないのではないだろうか？ とにかく満足の味だった。
・麺にしっかりと手間をかけている
生麺をゆでてから焼くなど、麺に対してしっかりと手間をかけている点は、広島市のお好み焼き屋『八昌』に通ずるものがある。やはり調理に手間と時間をかければ、それだけ美味しくなる法則はあるのだ。
・温かい汁系の絶品料理を希望する！
焼きそばには文句なしだが、ひとつワガママを言うとするならば、これからの寒い時期、直感的に「焼きそばが食べたい」と思うケースは少ないと思われる。たとえ美味しい焼きそばだとしても、近所の普通のラーメン屋のラーメンに足を運んでしまうかもしれない。ということで、温かい汁系の絶品料理を希望する！ 焼きそば専門店の『やきそば三郎』だから汁モノに力を入れるのは方向が違うかもしれないが……。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 やきそば三郎
住所 北海道函館市本通4-34-1
時間 11:00～20:00（ラストオーダー19:30）
休日 年末年始など（要確認）
参照元: やきそば三郎 PC店 / Twitter yakisoba36.
Report: Kuzo.
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